明るい生活

みんなに読まれたい

卒業と、それからのうだうだ

 クリスマスだ。だから何という話ではあるが、なんとなくそわそわし、ちょっと街にでも出掛けようかなという気分になる。実体のない“みんな”に付いていけずに疎外感を味わされるのが嫌で、私もその人達のする何かに参加したいのである。その何かが何たるかははまだ分からないが、主体性がなく、無意識のうちに常に“ここではないどこか”を探している私には恐らく一生わからない。自分がそういうしょうもない性質の人間であるということだけはわかった。

  9月の半ば、私は同窓生から半年遅れて卒業し、晴れてフリーターとなった。学生でもなく社会人でもない、よくわからない曖昧な立場から社会に参加することは難しく、未だに学生時代の交友関係や思い出に縋って生活している。みんなそうなのかもしれないけれど、すごくやばいのかもしれない。周りを見渡すと、私と同じように留年し現在も学生生活を続けている友人は少なくないが、そういった友人達は皆大きな目標や問題、特別な事情を抱えていて、ただ自堕落なだけの何もしていない私とは違うような気がする。そもそもよく考えるとそう親しくもない。そういった友人達とは滅多に会うことはないが、何となく共同体意識を持って以前よりも少しだけ親しくなったような気がしている。


〜削除しました〜


 私は一旦就職したら、少なくともしばらくは怠惰に働き続けるだろう。自分を変化させるエネルギーがないということは、全てを辞めて怠けてしまう人間よりもさらに厄介かもしれない。私はこれからもブスでブスキャラで、便利な女として価値を見出してくれる方にだけは相手にしてもらえる、という立場でい続けると思う。悲しい。そういう星。

 結局私はまた、相変わらずバイト漬けの毎日にうんざりし、電車を呪っている。