明るい生活

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2017年1月某日 Mとの記録 わるぐち

 友人Mが、まだ引っ越してもいない私の家で鍋パーティーをしたい、有給も取ったので約束(ずっと前に他の子もいる場で社交辞令で交わした)を守れとうるさい。まだ滋賀で生活していた私は引っ越し前の忙しいこの時期にわざわざその為だけに大阪に行くのは面倒だったが、断りきることもできずどうせならと梅田で14時までアルバイトを入れ、そのあと友人Sも交えて遊ぶことにした。

 バイト後先に家に帰って鍋や食器を買ったり用意したりしようと思っていたが、梅田で待ってて!といわれまあいいか一緒に買い出し行こ、と待つが約束の15時から更に30分遅れます!と連絡が入る。まあいいかと一番わかりやすいと思われる場所を選ぶ。ものすごい方向音痴で調べたりも人任せで迷っても自分で解決しないMのために地図や説明まで送って指定した場所で待っていると、そこわからんからイーレの前いくわ!とくる。何階?どっち側?ときいても曖昧な返答。

 結局私が探し回って到着するなり、ありがとうもごめんもなく荷物重い!とにかく一旦荷物置かせて!と言われる。見たところ荷物は少なかったので、私の家からスーパーや鍋売ってるとこは少し距離があるし乗り換えの駅で買い出ししてから帰りたいねん、ちょっとだけ我慢してな、私が荷物持つわ〜と預かると荷物は私の鞄よりも軽い。 普段身軽やからこれでも限界やねん!あなたの家に泊まるための荷物やねんけど!?と逆ギレされ押し切られて一旦帰宅。

 結構歩くやん〜、とこぼされながらも新居に到着。部屋に入るなり、え、何にもないやん、、机は?どこで鍋するつもりやったん?これは無理やろ、、さすがに、、等と言われる。ダンボール机にしよかと思ってた、というと、それはさすがに 、と外食することになる。「さすがに」はMの口癖である。不快。引っ越し前で何もないことは伝えていたし、事前に何があって何がないか細かく連絡していたのがよく確認していなかったようで、露骨にがっかりして私の貧乏臭さにひいているM。

 ご飯屋さんを探すために勝手に私のパソコンを使おうとしたMに、ネットはまだ繋がらないよというと、ありえへんなんで?パソコンあるやん?私のパソコンはいつでも繋がるで?携帯止められてんの?ネットできんとか今日何すんの?と頓珍漢なことを訊ねられる。話をきくにどうやらMの実家にはWi-Fiが飛んでいるらしく、パソコンはいつでもどこでもネットに接続できる携帯と同じようなものだと思っていたのだそう。 Mはお酒を飲めないので食べ物はMの食べたいものにしようと何がいいか訊ねると、お肉!とのことで携帯電話を使い食べログで探すも、その間Mは鏡で化粧直しをして私の部屋を背景に永遠に自撮り。Mは基本的に自分自身について以外の話題がないので、私がMを褒めたときと仕事や化粧や恋愛について訊ねたとき以外はなかなか自分から口を開かない。その上話のつなぎのつもりなのかお腹すいたを連発。食べてこいや。私は9時から14時までバイトでお昼食べてなかったので、バイト後あなたに1時間以上待たされてる間に食べてしまいました。冷蔵庫もないうちに食べ物は何にもない。悪しからず。可哀想になって鞄に入れていたチーズをあげる。すでにしんどい。

 夜まで仕事があった友人S(優しくてしっかり者でみんなのお姉さんやのにどこか要領が悪くてめっちゃ愛せる美人・好き)が、そろそろ仕事終わりそう!ごはんこことかここもいいよ!とお店のHP等を送ってくれて、結局そこにしようとなり新居からもSの職場からも近い心斎橋に向かう。

  Sは風邪気味なのと明日朝から仕事になってしまったのでうちには泊まらないとあらかじめ連絡があった。引っ越し前の部屋に2人も泊めて貰うなんてと気を遣ってくれているのかもしれない。彼女の優しさや気遣いはとても嬉しいが、Mと一対一はきついので今回だけはなんとしても泊まって欲しい。

  Sが合流してからは楽しく肉鍋を食べたが、時折MがSに対してうちらは仕事頑張ろな〜!と仲良しこよし風の一発ギャグをかましたり、あまりにも仕事しんどいしんどいというMを気遣いすごいなあなどと言うしかない私に、馬鹿にしたようなキメ顔で「ま、仕事やからな」とわざとらしくニッコリ笑いながら言う茶番に白け同時に腹が立つ。腐女子のいう「社会的に殺しますよ?」のような感じ。死ぬほど寒い。Mはアパレル販売職で自分の仕事にプライドを持っていて、それを働いていない苦労知らずの私にガンガン見せ付けるのが格好いいと思っている節がある。一種のマウンティングかもしれない。留年フリーターで化粧気洒落っ気がない私をあまちゃんで女としてださいと露骨に見下してきて不快。ブラックといわれるアパレル業界で強く生きる自分、自分の力で労働環境を変えて残業代や手当を勝ち取った、等々の武勇伝を披露するが、この話は誇張や嘘がありありとわかるほどに稚拙で悲しくなる。中年女性向けブランドのシフト制の販売員やんけ。ちなみに、Mは友人には徹底的にケチるが化粧品やブランド品を買いまくっていて同居する実家には一円も入れていないそうだ。Mを交えて友人らと食事に行った際、一円でも多く払っているのを見たことがない。たった数十円の端数でも必ず自分だけは少なく支払えるように仕向けていて怖い。

  Sの仕事も早いのでと解散し、Mと新居へ帰る。夜も遅いし電車に乗ろうかと訊ねるが、Mは何故か一方的に、は?私は歩くで。と発言。ほな一人で歩けやと思うが仕方なく従う。信号待ちをしていると、表情のない私に苛ついた様子で時間勿体無い!と言い捨て他の道へズイズイ進み出すM。結局この意味不明なMの行動のせいで道を間違え、数十メートルではあるが逆方向へ進んでしまう。私がアプリで地図を確認し正しい道に戻るも、Mはその間何もせず文句を言うだけ。挙げ句の果てには私が提示した道も疑い文句を垂れる。地図ではこっちやで、というがほんまに?そうやっけ?となかなか動かず更に時間を食い、ようやくわかりやすい目印のある地点まで誘導できたとき、無事に戻れてよかった〜!と非難めいた口調で自分が何かを達成したかのように言い放ちやがって苛立つ。

  帰宅し、お風呂どうぞドライヤーないけどごめんなあ、というと、はあ!?じゃあお風呂入れんやん!とキレられる。いやあるものないものは予め伝えてたし、そんなに必要なら事前に確認するべきやろ。自分から確認や事務連絡等は全くしないくせに、周りに全て上手く運んでもらうのが当たり前と思っているお姫様根性が腹立たしい。しつこく何度もないよないよと連絡していた布団についても、これだけですと見せると信じられないとでもいうように驚き、やんわりとなんとかしてよというようなことを言われる。引っ越し前に無理矢理泊まりに来たくせに。これでも今日Mを泊めるために実家から精一杯毛布やタオルケットを運んだし、自分では何一つ持ってきてないくせになんやねんこいつ。一日休みやったくせに、タオルでもブランケットでもええしせめて何か一つは持ってこいや。挙げ句の果てに、昨日買ったばかりの私の掛け布団を自分が使わせて貰って当然という態度で苛立つ。仕方ないかと諦めかけるが、お風呂に入って落ち着き、勇気を出して断る。そういえばシャンプーもトラベル用しかなかったが、今日だけ使えたらいいからという身勝手な理由でヘアパックまで付いた小さめのセットをMに買わされた。お前が買えや。むかつく。

 結局Mは頭を洗わずお風呂に入り、上がってから大声で騒ぐ。これから2年は住むつもりの部屋なのにと隣人の迷惑にならないか気が気ではなく、何度か静かに話してと頼むも何故騒いではいけないのかよくわかっていないらしく静まらない。ここはお前の住む滋賀の山奥の一軒家とは違う。

 私は今日1日のMの行動に腹が立ちすぎて、一刻も早く寝て家から追い出したかったが、Mは夜中まで女子会という雰囲気で恋愛やいつもの自慢話をしたかったらしくまだ眠くないな〜と連呼。大半の布をMに渡したので寒くて暖房を付けたいが乾燥するから消してと止められる。こんなに寒い時期にカーペットの上に敷いた敷布団にブランケット二枚とタオルケットで寝る羽目になったMは可哀想だったが、私だってフローリングの上に敷パッドだけに上は掛け布団一枚なのでこれ以上何も譲りたくない。寒さと顔を見たくないという気持ちから私は布団に潜り携帯電話を触りながら顔を合わせずにお喋り。寝るとき電気ないの無理、と私が買ったばかりの可愛いライトを勝手に付け、絶対消さんといてなと念押しされる。私よりも一時間早く起きて化粧をする予定なのだとか。無視して灯りを消して就寝。

 翌朝、目覚ましが鳴った瞬間に完璧に化粧をしたMに家中の電気を付けて回られ起床。恐らく布団が薄く寒かったことと灯りを無断で消した私への恨みによる行動で朝から不快。あなたっていびきかくんやなあ〜と迷惑そうに言われ謝罪。全然ええで友人の誰それよりましと許される。顔を洗い歯を磨き着替え、実家での引っ越し準備のために一刻も早く帰りたいが、朝10時には出たいと伝えていたのを10時にでればよいと取ったらしく、まだ時間あるやんゆっくりしよ〜と非喫煙者の他人である私の家で許可もなくベランダに出て煙草を吸うM。本当に不快。Mが部屋に戻ってきたと同時に煙草の臭いが部屋に侵入して苛立つ。恋人をはじめとするサークルの友人や先輩後輩、女の子ならユキちゃんや武子、りっぴ、ハスミン等、好きな人たちが煙草を吸ってもなんとも思わないどころかいいなとさえ感じるのに、嫌いな女が煙草を吸うとこんなにも不快なのかと思い知る。しかもMはファッション喫煙者で、依存すらしてないくせに、私が紹介したのち報告もなくいつの間にか交際していた恋人に合わせているのか一日にたった一本を人前で吸いたがる。痛すぎる。椎名林檎に憧れているだけのことはある。もうとにかく早くこの女から解放されたかったのでMにスッピン!?と驚かれても気にせず、前にも言うたかもしれんけどわたし親に会うときは化粧せんねん、とだけ答えて素顔で家を出る。

 乾燥するから暖房を付けるなと私にまで寒さに付き合わせたくせに、朝から寒い寒いと連発し部屋を出てもなお風邪ひいたかも!風邪ひいたかも!とひとしきり騒いだあと不機嫌に押し黙るM。はじめは無視していた私も段々と哀れに思い、仕方なく荷物重くない?大丈夫?と声を掛けた。昨日Mの荷物を持った際に化粧品で鞄が重いということを聞いていたので、化粧品の重みやなあ、と言うと、馬鹿にされたと思ったのかいきなり攻撃的になり「大丈夫やで、スッピンで歩くよりマシやわ。ようその顔で外歩いてられるな!」と怒ったようにはねつけられる。昨日どころか一週間ほど前からずっと不快さを我慢していたが、これにはさすがに腹が立ち、目も合わせず無視してそのあとは黙って電車を待つ。それでもずっと無言は大人気ないなと反省し、電車人多いなあ、等と話しかけると、あちらも人の心が少しは残っているのか何事もなかったかのように応える。大阪駅まで来た頃には苛立ちを抑えることができず、お金をおろすのでと適当な理由をつけ別れ、撒いた。最悪な気持ちで実家に帰宅。縁を切ろうと決める。もう友人ではない。